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キャパシティオーバー(男体化攻め寄り主人公夢)
9月9日男色の日(佐助)
9月9日――男色の日。

今、ここに♂たちの熱きbattleが始まる――


「というわけで、とりあえずまあ、佐助君を剥いてみた訳だが」
「とりあえず!? とりあえずで剥かれたの、俺様!? っていうか剥いた剥かれたよりも、もっと大変なことしてるでしょ、今!?」

まあ騒がしい佐助君はおいといて。
現在、僕は「手芸」に取り組んでいる。
教本を見ながらやっているのだが、これがなかなか難しい。

「手芸って!? どっからどう見ても手芸じゃないよねッ!? 今、俺様の手首とかに巻かれてるこれは、どー見ても縄ですよねー!? 手芸に使うもんしゃないですよねー!?」
「騒がしい忍びがいたもんだ」
「騒がしくさせてるの緋呂さんだからね!?」

佐助君は認めてくれないが僕は今、手芸中なのである。

「ただちょっと人間を編み込んでいるだけなのに」
「そんな手芸ないから! そんなの手芸って言わないから!」

4本の縄で宙吊りにされているのに元気なことだ。

「って、アッ、騒いでたら締まってきたッ!? あっ、ヤバッ!」
「逃げたら駄目だからね。罰ゲームだからね」
「わ、わかっちゃいるけど、ああ〜軽い気持ちで乗るんじゃなかったー!!」

ギシッギシッと音を立てて佐助君が揺れる。
騒いでていまいちムードが出ないが視覚的にはかなりエロい。

佐助君がこうなったのは、一言で言えば僕が罠に嵌めたのである。
勝てるゲームにわざと負け続け約束を取り付けた後に華麗に勝利、という訳だ。
まさか現役忍びに通用するとは思わなかったが。
まあ、僕がこんな偉大なる計画を立てているとは知らずに、遊び心で引っ掛かってくれたのだろう。
まさに、計画通り。

「緋呂さん、スッゴい悪そうな顔」
「元からだ」
「思いっきりウソだよね!?」

ふむ、普段は悪そうな顔ではないのか。
では普段の顔に戻して。

「佐助君……すまないね、こんな教本を手に入れたらどうしても好奇心が勝ってしまったんだ。君の他にこんなこと頼める人もいないし……」
「えっ……いや、うん、急に謝られても困るけど……」
「じゃあ存分に縛られてくれ」
「切り替え早ッ!?」



♂のbattle、緋呂の完全勝利。



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あきゅろす。
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