小説本編♪
出会い―1―
俺の職業は、着ぐるみを着て、色々なチャレンジに挑戦すること。――そう、ガチャピンの中身だ。
そして、あそこで着替え中のは、俺の相方、ムック。俺より10センチ以上背が高い。俺より3つ年上の23才。 23に見えないヘタレっぷりだ。
ムックと出会ったのは、まだ俺が18の時。
はじめて『ガチャピン』としてTVにでたとき。
まだムックも俺も新人だった。
『はじめまして〜ガチャピンだよぉ〜』
「ムックでございますぞ〜」
保育園児と一緒に遊ぶ、と言う内容。
俺は、皆と鬼ごっこやら、元気な遊びをしていた。
ムックは?といえば女の子達にかこまれて、女々しくお人形遊びをしていた。
「あら〜ヒカルちゃん!ちゃんとピーマンも食べなきゃ駄目ですぞ〜」
なにがピーマンだ。
俺は、何故かイライラしていた。
撮影が終って、二人でスタジオに帰った。
『ガチャピンはやっぱり人気ですね、俺なんか、』
あー、イライラする。
なんでだ?
「お前がヘラヘラしてるからだろ?」 俺は冷たく言い放った
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