フラアイ×アイフラ 海渡る翼の想いははぜて 活気溢るる水の都 人々は信頼と幸福を掴んだ表の正義を称え過ごして居る その正義はあの忌まわしく物悲しい事件を終えた頃から何時も同じ明け方近くにとある場所にて凛と立ち遥か彼方上空に浮かぶ真っ白な雲を見つめていた そこには何時も同じカモメが優雅に空を舞っている 空気を掴み自由自在に風を操り滑空して踊っているようだった …アノ馬鹿が自由に向かって飛び立って行った日にも…たしか一羽のカモメが大空高く飛び立って行ったなぁ… アイツは今頃…どうして居るのだろうか?アノ馬鹿の事だ色んなもん引っかき集めて兵器だなんだって遊んでやがんのかねぇ♪ そんな事を同じ時間同じこの場所で何時も何時も透き通った空を眺めながら考えている でも今日はひとつ…何時もと違う出来事が… 八の字を描く様に飛び行くカモメが一羽…何時ものカモメでは無い事位毎日見続けていれば解るもので、そのカモメは自分の頭上にゆるりと舞い降り一通の便せんをクチバシから放つとまた緩やかに上空に舞い戻って行く ………カサッ… 《ようバカバーグ、元気してっか?あれから3ヶ月経っちまってっが、こっちゃ〜相変わらず無鉄砲と云うかガキと云うかまぁ飽きねぇ船長のお陰で毎日愉しく航海してるぜ!ってか…テメェは…あぁ〜!辛気臭ぇ〜事思い出して言ったって余計辛気臭くなっちまうな!悪りぃ!それより馬鹿バーグ…最後に言っとく!何時か必ず俺がテメェを迎えに行ってやっからな!!by カティ・フラム》 『………ンマ〜ひと言じゃねぇな(笑)』 その男は届いた便りに軽くプッと吹き出し笑顔で笑うと、また凛とした面持ちで青く輝くまるで海の様な空を見上げて深く深呼吸をした …元気で何よりだ、お前の思うまま自由に先に進んで行けば良い…この街…この場所裏町で何時までもお前の帰りを待って居るから そうして今日も活気溢るる水の都ウォーターセブンの1日が幕を明けて行く もう1人の裏の正義を空高く舞い続けるあのカモメに重ねて… ―終わり― ―【あとがき】― 某SNSの今は無き素敵コミュに…載せた作品だった…筈なんだけど……思い出し思い出しで書いたら全然違う物になってしまった(笑)(; ̄▽ ̄) まぁでも大好きなフラアイ書けて良かったよん♪ [次へ#] [戻る] |