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★他CP&拍手文★
★四月拍手御礼文★
☆フラアイ☆

『なぁフランキー』
『んぁ?何だ市長さんよ』『…その呼び方いい加減止めてくれんか』
『しょうがねぇだろ?まさかこの立場でバカバーグなんて愛称でテメェを呼べる訳ゃねぇじゃねぇか』
『…ンマ〜確かにそうだが…せっかく隠れて逢える久し振りな日だってのに何だか素っ気ないだろう』

季節は春
緩やかな暖気の到来で街には見事に鮮やかな色彩を放つ異国の樹木が姿を輝かせていた

それは以前アイスバーグが貿易商からとても珍しいピンク色に光る花が咲くと云われる木の苗木で、商談のお礼にと特別に数十本譲り受けたのである

その和の国特産の花の名前は、桜と云うらしい

『桜…かぁ』
『…何とも艶やかでまるで花が狂い咲きしてるみてぇじゃねぇか』
『ンマ〜神秘的で綺麗だなぁ』

その桜はウォーターセブンの中心に在る噴水広場を囲う様に殆どが植えられた
しかし最後の一本だけは、アイスバーグの要望で亡きトムズーカーの跡地が在る裏町のアノ場所に植えられていた

『だが、こんな気持ちの良い春の夜長にお前とこんな綺麗な桜を観れるとはなぁ…ンマ〜気分が良いな』
『まぁな…だが俺にゃ似つかわしくねぇなぁ…まるでアイスバーグ…テメェみてぇな花だ』
『俺みたいな?桜がか?』
『あぁ』
『ハハ(笑)そりゃ嬉しいが俺はこんなに綺麗じゃ無いだろう?(笑)』
『そうじゃねぇ…この満開の光に魅せられこの凛とした風格に惹き付けられ…周りに居る奴等を一瞬で虜にしちまいやがる…テメェそのものだ』
『…フランキー』

薄闇の中、街灯に照らされ淡く光る桜の木から落ちた夜風に舞う花びらは、静けさと共に暖かな色合いを織りなし2人の空間を埋めて行く

淡い淡い緩やかな桜色の空気が降り注ぐ




―終わり―


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あきゅろす。
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