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ゾロサン×サンゾロ
コスプレManual
凪が久しく続き船体をゆらゆら水面に落ち着かせているS.サニー号に、これまたゆらゆらため息を吐きながら我らが麦わらの一味は各々暇を持て余し各自数ヵ所の船室に散らばり休息を取らざる得なくなっていた

その頃、余りの暇さ加減に嫌気をさしたサンジが自分の隣で大口を開けイビキをかいて寝ているゾロの無防備な額に容赦無く平手打ちをかました

ズベシッ!!

『ンだぁ?!…痛っ?!な…何しやがんだテメ〜は?!』
『何もかにも、この雄大な海の水面にあたかも叩いて下さいと云わんばかりにその神々しいデコっぱちを曝してる貴様が悪りぃ〜んだろ…』
『何じゃそりゃ?!あれか?暇すぎて頭のシワ迄可笑しくなったのか?』
『はぁ!貴様よくもぬけぬけとこのプリンス様を小馬鹿にしやがって!』
『あ、悪りぃ…端からアホか』

『かぁ〜?!いけしゃ〜しゃあと人の事?!』
『うるせぇ…で、俺を殴りやがった用件は何だ?』
『あ?用件だぁ?そうだ本来の目的は額じゃねー』
『だからそれは良いから何なんだ?!早く言いやがれ!』










『…コスプレしようぜ♪』
『はぁ〜??!!』
『いやさ、暇だしこの前ウソップが冗談で作ってた衣装来てみたくなってよ…何だ?!ビューティープリンスな俺様がエキセントリックにファッションショーしてやるってのにテメ〜は不服なのか?!』
『いや…不服も何も意味解んねーし!』

『よっしゃ!ファッションショーじゃファッションショー♪』
『………』


かくして只の暇つぶしから怪しいファッションショーは始まった…




『トップバッターはこれだ!』
意気揚々とシャワールームのカーテンをシャー!っと開き飛び出して来は、
『熱はねーか?クソまりも♪』白衣姿の注射器を今にも挿して来そうなお医者さんサンジ…

『…殺されそうだから0点』
『脳天かちわって採血したろかコノ芝生が?!』
直ぐ様イソイソとカーテンの後ろに戻りまたもや着替えジャジャーン!と飛び出したるは、

黒白コントラストの水兵ルックでミニスカートをなびかせ女子校生なサンジ…

『…スカートにすね毛はキショイ…0点』
『おいおい!この脚線美を拝んでおいて何だこんにゃろが!?』

続いては、タイトスカートにシルクのスカーフをアクセント素敵な空の旅をスチュワーデスサンジ…
『アテンション・プリーズ♪お客様、機内食はミジンコにしますか?雑草にしますか?』
『テメェ…緑の生物前提で飯のメニュー決めてんじゃねぇ!0点!』

そんな着せかえを何回も行いそろそろコスチュームも底を尽きて来た頃、最後のコスチュームを脱ぎ普段のスーツに身をまとったサンジがカーテンを全開にし、ため息を着いた

『ハァ…俺様のイカしたミラクルファッションショーは寒中迷子さんにはお好みじゃあ有りませんでしたか?!』
少し脹れっ面でつまんなそうにブーブー文句を云うサンジにゾロは重い腰を上げサンジの肩を掴み、一言無造作に云い放ったのである










『…いつものコレが一番良い!』

『……はぁ?!…な(赤)…ばっ(赤)…うわぁっ?!恥じぃ〜!(赤)』
そんなゾロのノックアウトな一言にサンジはあたふた顔を赤らめながらもうつ向いた下の顔はうっすら至福の笑みを溢していた


―終わり―



【あとがき】

いや〜…もう本当にすんません(ーー;)(笑)某コミュでお題変身!に上げた作品なんすけど…ただのバカップルでしかないし(;一_一)(笑)


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