10 NOvEL 05
印 R-15
今日、久々に電車に乗った。
満員電車の中土方を見つけ、声をかけようとしたら、様子がおかしかった。
ふと、目線を下に落とすと、脂っこいオヤジに弄ばれているた。
『おい、クソジジイ。奉行所突き出してやるから、次の駅降りろ』
一発殴って奉行所に受け渡し、土方を無理やり連れて、今はとある宿屋の布団上にいる。
『………』
『………』
『………』
黙ったまま、時間だけが無駄に過ぎていく。
『……なあ、なんで抵抗しなかったんだよ…』
俺が口を開くと、土方は少し躊躇い、「恥ずかしかった」とだけ答えた。
嗚呼、こんな顔を他の奴に見せてしまったのだ。最悪だ。
『……はぁー…』
深い溜め息を漏らすと、土方の肩がぴくりと震えた。
『お前は、悪くねえもんな…。……よしっ』
『…何す、『はい、これ』
強引に土方へ手渡したもの、それは―――
『…剃刀?何に使うんだよ。』
『それで、下の毛剃って。』
『…はああ?!なんでそんなこと…』
『もしまたやられたときの為の予防策。』
そんなプレイする相手がいるんだとわかれば、痴漢にもあわねえだろう。
俺、天才?
『ふ、ふざけんな!!!んな恥ずかしい真似できる『じゃあまた触られても平気なわけ?』
『っ………………わかったよ……トイレ行ってくる』
『なに云ってるの、ここでやるんだよ。俺に見せながら、剃るの。』
『!!!!!!』
これでもかってくらい顔を真っ赤にして、俺を睨んでくる。
ああ、本当に可愛い。
土方が逃げないよう腕を掴んでやると、立ち上がろうとしていた脚を布団へ放り投げるように置いた。
『いい子だね。じゃあこれ、剃刀負けしないように銀さんが塗ってあげよう。』
剃刀と一緒に置いてあったムースを掌に出し、大きく開かれた土方の足の間へと手を伸ばす。
下着を脱がし、うっすらと生えたそれに塗り込める。
『…んっ…ふ、』
『あらら、こんなんで感じちゃってるの?とし君はやらしいなあ』
『だっ、れの…せい、だ…!』
『はいはい、俺のせい俺のせい。…っと、ほら、準備できた。さ、どうぞ』
一通り塗り終わり、手をどける。
少し引いた場所で、俺は構え、土方を見つめた。
ついに観念したように剃刀を手に持ち、恐る恐る自分の股間にあてがい、剃り始めた。
刃物が毛を剃る独特の音。
未だに顔を真っ赤に染めながら脚を開き、その行為を俺に見せつけるように続ける。
俺の視線に興奮したのか、土方のものが質量を増し始めている。
『土方、毛ぇ剃ってるだけなのに、なんでここ大きくなってんの?』
不意に近づき、それを握り込む。
既に先端からは先走りがとろりと流れていた。
『いっ…や…』
『嫌じゃなくて、なんで?』
『…銀、が……見てる、からっ…』
涙目で俺にそう答える土方は、凄く扇情的で、俺の欲望を掻き立てた。
『見られるだけでこんなになるんだ。ほんと、淫乱だよな、お前。』
『黙、れっ…んァっ!』
硬くなったそれの鈴口を弄ってやれば、容易に甘い矯声を上げる。
この声は、他の誰にも聞かれたくねえ。
『ほら、綺麗に剃れてるね。可愛いよ、土方…』
瞼に口付けを落としてやりながら、下への刺激を続ける。
近くにあった大鏡に、その姿をうつすように体を向けさせた。
『い、や…見たくない、ァっ、んんッ…ハっ…!』
『んなこと云って、さっきよりも感じてんじゃん。もうイきそう?イくときは云うんだよ?』
竿を扱き、鈴口を弄る。単調なその動作も、強弱をつけてやればいやというほどの快感を与えてやれる。
『や、…アっ、あ、ァ、イ…く、んっ、あぁア!』
甘い甘い喘ぎと共に、土方は白濁を放った。
『…今日は、これだけか?』
俺の腕の中でそう土方が問うた。
『あー…、いきなり連れ込んじまったからな。最後までやったら、歯止めきかなくなっちまうし。』
少なくとも、少しは悪かったかな…とは思っていた。
『絶倫だもんな、お前。』
『誉められた!』
『誉めてねえよ!!』
そんな掛け合いに、2人でからからと笑い合う。
『あーあ、これで当分生えてこねえよ、下の毛。』
『お前うっすいもんな』
『お前のは髪の毛と同じくくりんくりんだよな。』
『え、いや、普通そうじゃない?!』
『お前のは異常だ。』
『ええぇぇぇ!?』
こんな可愛い子、絶対他の奴には渡さねえ。
『土方のパイパン姿、写真撮っていい?』
『死ね、変態。』
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