10 NOvEL 05
拍手文 通じている、知っている
狂おしい
狂おしい
狂おしい
それほどお前が好きだ。
普段なら絶対に云わねえけど
心の底から思ってるんだ。
照れくさくて云えしないが、
狂おしいほど愛している。
『銀・・・』
『んー?』
『・・・なんでもねえ』
『なんだそれ。』
やっぱり云えねえよ。
お前が何を云いたいかなんざ直ぐわかる。
眼の色、表情、頬の色。
不安なのか、隠しているのか、怒っているのか
直ぐにわかる。
さっき云いかけた言葉も
どんだけ俺のこと好きかも。
お前は言葉に出せねえから
俺がかわりに何べんでも云ってやるよ
『土方』
『あ?』
『大好き。』
『・・・おう。』
通じているから、大丈夫。
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