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10 NOvEL 05
傍から見ると。









天高く馬肥ゆる秋とよく云うが


それが再現されているかのような晴れ渡り、陽気のいい日。

黒尽くめの重たい制服を身にまとう集団が道を闊歩している。


『土方さんその不機嫌そうな顔やめてくだえェ。一般人がびびっちまいまさァ』

『生まれつきこの顔だ莫迦。一般人がびびってんのはテメェが肩に担いでる物騒なモンの所為だろ』


はたと気付いたように自分の肩にずっしりと乗っているバズーカに目を向ける沖田。


『これは土方さん専用でさァ。だから住民には使いません。』

『よし、お前屯所に帰れ。』



お決まりのような掛け合いを「自分は関係ない」と言いたげに遠めで見ている山崎は
以前から追いかけていた過激派攘夷浪士たちの調査へ向かう最中。



『あ、副長。あそこに・・・』

『何だ、攘夷浪士か?!』

『いえ、万事屋の旦那が。』

『ッ・・・』


山崎のその言葉に引き締まった気持ちと刀においた手が緩む。


『んなこと一々報告しなくてm・・・』

『あーら、税金泥棒さん達?こんなところで陽気にお散歩ですかコノヤロー』


やわらかく光る髪をなびかせ、不敵な笑みを浮かべながら土方並び真選組の方へ近づく銀時。
その後ろには新八と神楽も続いている。


『ふざけんな。こちらとテメエらほど暇じゃねえんだよ。寄らないでくれない?莫迦が移る。』

『ちょ、それ酷くね?いくら銀さんでもそれは傷ついちゃう!!』

『黙れ莫迦』




―――――――――

『『『『・・・・・・』』』』


騒々しく二人の言い合いが続く中、他人のふりをするような目で見つめながら沈黙していた。


『・・・・・朗らかですねえ』


新八の一言で
沈黙が途切れる



『そうですねえ』

『本当に、仲がいいんだか悪いんだかわからねェ二人でィ』

『け、あいつらはただのホモップルアル』






罵るようなことを云われているとは気付きもせず、相変わらずじゃれ合いがいている。



『てめえ!ちょ、もう引っ付くな!!』

『いいじゃん別に。愛情表現だよ』

『ふざけんなっ!!こんな公共の場でべたべたしたくねえんだよ!!』

『じゃあ他の場所ならいいんだな?』

『ッ!そういうことじゃ・・・』


慌てながら銀時の言葉を否定するも、その表情は否定し切れていない。





『・・・・・やっぱ仲いいんですね。』

『なんか嫌な方向に仲いいですね』

『ホモはほうっておくのが一番アル』

『じゃあ俺はあいつら追ってくらァ』

『ちょ、沖田隊長は仕事ありますよ!』

『えーーーーー』



そんな会話をしながら、4人は歩みを進めていく。



『おいお前ら!何処行くんだ!!』

『あ、てめぇらもまだ依頼があんだろうが!』





















『『『『黙れホモップルが』』』』













あとがき―――

友人からのリクエストで書かせていただきました!

こんなんでいいのかないいのかないいのかな;;;;;;
うちが書くとここまで駄文になるんです、すみませんorz
読んでくださった方、有難う御座いました!!

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