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長い読み物
異世界凸


『う、うーん』

頭がクラクラするゾ…ここはどこだ。

目を覚ますと辺り一面緑だった。
緑?芝生かこれ、

目を擦りムクっと起き上がると人を見つけた。

『(あの変なギプス…ま、まさか…ね、)』

しばらく見つめているとギプスの人がこっちを向いた。

「あぁ?何で人がこんな所に…」

『(パンダだーーー!!スパンダだーーーー!!!)』

「おーい、生きてるかー?…は!?」


私が落ちた場所はエニエス・ロビーの中庭でした。

終わった…本当に終わった…

ナナシはショックで意識を失ってしまいました。

ピーーー


『って!そんな簡単に死んでたまるかああああ!!』

ノリツッコミ気味に飛び起きると何かに頭をぶつけた。

『あだっ!?』「わっ!!」

『あいたたたた…ごめんなさ、』

とりあえず謝ろうと重い顔を上げると

ピノキオ鼻が特徴的な人がいた。

「お、おぉ、目を覚ましてよかったわい」

ピノキオ鼻のカクはおでこを擦りながら話しかけてきた。

『あっ、あー、』

ここがどこかを聞いた方がいいのだろうか?いや、知ってるんだけれど…
ここの世界の事を知ってることをバラしてもいいのだろうか。

「まだよく分からないことがあるじゃろうがちょっと来て欲しい所があってな…ついてくるんじゃ」

すると彼は私の手を引っ張ってどこかへ進んでいく。




ついた先は長官室だった。

「よぉ、体調はどうだ?」

パンダ…スパンダム長官はくるりと椅子を回転させ向き直る。

『特に問題は無いです。』

「そうか、お前にいくつか質問がある。」

パンダはメモ帳を取り出しそしてCP9に集合をかけた。
ぶっちゃけCP9を集合にかけたと分かった時のナナシはもう驚き過ぎて固まっていた。

『(そんな事で集合かけていいのか…さすがパンダ、馬鹿だな)』

ナナシが笑いそうになる顔をこらえていると背後の扉が開き次々に人がやって来た。

『(はえー本物なんじゃー)』

中には威圧感というか覇気というか、何だかぴりぴりした空気をだす人もいた。

まぁ、ルッチとジャブラなんですけどねHAHAHA

『(もしかしてこれから聞く質問に嘘をつかせないよう彼らを呼び出したのか?)』

頭いいやんパンダ野郎!!
1人で関心しているとパンダが声をかけてきた。

「ゴホン、CP9諸君。これからコイツに質問を投げつけるから嘘だと判断した場合殺せ!以上。」

絶対嘘つけないじゃないか!!何だこのパンダ!!

「では質問をする。お前はどこからここに来た」

この質問はずるいわー本当の事言ったって信じてもらえなさそうだし。

まぁ、嘘はダメだよね嘘は

『日本から来ました!』

後ろの人たちがザワつく。
そうだよね、この世界に日本は無いもんね。
だが事実なのだよ!

「ニホン?おれはそんな地名聞いたことないぞ」

「ええ、初耳ね…」

「…」

後ろからの威圧がやばい。
私にどうしろっていうの!!

「嘘ついてねぇだろうな?」

『ついてないです!!』

めんどくせぇなこのパンダ!!

『ついでに言うと異世界から来ました!!これは証明できます!!』

言った。言ってやったぞ!
異世界から来たのはちゃーんと説明できる。

なぜかって?私が神様から与えられた能力を見せればいいのだよ!

「証拠ォ〜?見せてみろ」

『(よっしゃ!)』

『私が今から出す能力は悪魔の実ではありません。なので海楼石を使って証明したいのですが…ありますか?』

そう言うとスパンダムは自分の机を漁り、手のひらサイズの海楼石を私に渡してきた。

『ありがとうございます。…では!』

私は海楼石を受け取り能力を見せることにした。
私が変化するのでこの建物を壊さず尚且つ強そうなのは…

思い浮かべて発動する。
私がなったのは

『グュアアアアオォ!!!』

ガブリアスでした。



ーーーー

「(海楼石を持ったまま…!?)」

『(私が神様から貰ったのはポケモンに変化する能力でした。)』


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あきゅろす。
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