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長編
06. 旅の意味

「な、なんでお前が…。」

「俺が消滅し、そして今のドイツが生まれた。」



「俺はこのドイツの一部だ。」


神聖ローマは親指を立て心臓に向けた。

「何言ってんだ!
だってあの時お前は消えたはずじゃ!!」

「あの時吹いた風に俺が混じっていた。」

「そんな…。
あれはドイツじゃ無かったのかよ!」

「ドイツさ。
俺はドイツの中に勝手に住まわせて貰ってるだけだ。」


ドイツの中に住まわせて貰ってる?


「どう言う事だ?」

「俺は目的があってドイツの中に居る。」

「目的…?」

「あぁ。」

そこで神聖ローマはニヤリと笑いプロイセンの首に手を伸ばした。



「お前を殺す為だ」




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