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美夏と燎閃の日常
無限の料理人
それから、燎閃は料理を作り続け・・・・・・特待生になれるかどうかの試験の開始時間六時の15分前。燎閃はもう調理するのをやめ、料理の盛りつけも終了し、私達は学園長達を待っていた。
すると・・・・・・食堂に三人の男の人が入る。そのうち二人は真魔先生と学園長。もう一人は知らない人だ。
頭髪が少し薄い黒髪。そして、黒い瞳で彫ったような皺がある強面。服装が白いコックスーツの所を見るとこの人が学園長が言っていた料理の道では有名な人かもしれない。
「うむ、準備はできたのか?」
「はい。・・・・・・学園長、もしかしてその方が?」
「うむ、料理の道では名が知れている者、陳海(チェンハイ)という方だ。」
陳海って・・・・・・あの゛無限の料理人″って呼ばれてる人じゃない。
中国出身で噂に寄れば、作れる料理は創作も合わせて無限大。今、世界トップの料理人と言っても過言ではない人。・・・・・・・・・初めて見た・・・
「よろしくだぜ!それじゃあ、料理を持ってくるから椅子に座って待っててほしいぜ!」
燎閃はそんな料理界では有名な人を前にして緊張することなく、いつもの無駄に元気な声で言う。

相変わらず、どんな人でもいつも通りね・・・・・・

私はそう思いながら、学園長達が椅子に座れるよう椅子を引くのであった。



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