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美夏と燎閃の日常
注意
「あぁ・・・・・・なんか、たくさん注意されたわね・・・。」
「だけど、その分、勉強になるぜ!」
ニッコリと笑顔でそう言う燎閃・・・

・・・・・・ったく、能天気というか単純ていうか・・・燎閃らしいわね・・・

私は相手の反応についクスリと笑いながら、燎閃と共に寮へと向かう。


陳先生から注意されたこと・・・それは私は料理を作るのが遅いという事だ。言っておくけど、私は私と同じ年代では中国ナンバーツーの実力だ。そんな私の料理スピードが遅いって・・・まぁ、陳先生や燎閃と比べたら確かに遅いけど・・・まぁ、そのかわり味は燎閃と比べたら安定していて良い方みたいだけど。
燎閃はスピードはそのまま鍛えれば大丈夫みたいだが、味が問題らしい。確かに、料理の腕は私より上だけどたまに味が滅茶苦茶の時がある。特に一気に仕上げる時なんかに。私より料理上手いのにそこが問題というのは私も前々から思っていたけど、陳先生からもそう見えるのね。それにしても、私はスピードで燎閃は味かぁ・・・お互い無いものとあるものが逆ね。・・・・・・よし。


「明日も頑張ろうか、燎閃!」
「おぅ、当たり前だぜ!」



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あきゅろす。
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