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美夏と燎閃の日常
甘い
夕食を終えた私達は帰ろうと寮に戻る・・・・・・が、途中、めんどくさいものを見つけた。それは・・・・・・

「離れろ、ゲス野郎が。」
「おいおい、初対面の奴にゲス野郎は失礼じゃねぇのか?」


・・・・・・喧嘩みたいね。

私は呆れながら、その様子を見る。こんな場所で騒動を起こすなんて・・・先生が来て怒られるじゃない。

「・・・てめぇ、そんなにしつこいと・・・・・・。」
「け、喧嘩はダメだよ、消邪君!」

あぁ、これはヤバそうね・・・まぁ、いいわ。私には関係ないことだし

「喧嘩はやめなさいですわ!!公衆の面前だというのに、恥ずかしくないんですの!?」


・・・!?

私はすぐに今、声を出した者・・・駸邪の主を見る。・・・喧嘩している人達を指差して、注意してる・・・・・・

・・・あの女、自分から進んで敵を作るタイプで止めるにしても高圧的な態度だと思ってたのに・・・・・・ちゃんとした態度で止めてる!!

私はその女の行動に驚いていると・・・

「・・・関係のない奴は黙っててくれないか?」


あぁ、あの馬鹿・・・

私は喧嘩腰の知らない相手にそう思う。もう一人の男はあの女と知り合いのようだからあの反応(なぜか、貴族の方は毛嫌いしてたけど)みたいだけど、あんな態度を示されたらややこしくなるでしょ。

「ここは学舎でこんな所での喧嘩行為は恥ずかしい事ですわ!!」
「それはお前らがだろ?俺には関係ない。」
「なんですってですわ!!」

あぁ、怒っちゃったよ。あの女。どうする気かしら?ってあぁあぁ、もう殴り合いをしようとしているよ、あの男。

「シンヤ!なにがなんでも止めなさいですわ!!」
「ウィ、モン スェイグナァ。」

って、結局こっちも実力行使で止めるか・・・と思ったら、まずは間に入って殴り合いにならないようにするのね。さすが、駸邪。素敵よ。

「どうしても止めると言うなら、お前から倒すぞ?」
「ちょっと、消邪君!」
「・・・やれるものならどうぞ。」

あ・・・売り言葉を買い言葉で対応しちゃった。まぁ、でも駸邪なら・・・・・・

「消邪君!!」

ド素人に負けるはずもないか。にしても、駸邪カッコいい・・・・・・








その後、これ以上、大事にならないようにかミケさんが止めに入り、場を終息させる。
そして、駸邪にも喧嘩を自分から引き起こした事を注意する。
それを見た私はあの場じゃ仕方ないんじゃないかな?と思いながら、また皆と一緒に再び寮に帰路につくのであった。



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あきゅろす。
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