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美夏と燎閃の日常
チャンス
その後、私達はなんとか入学式に間に合い、学園長とフェネ・ハプスブルクという生徒会長の挨拶を受ける。最後に必須科目の『歴史』と『体育』を担当する回答先生と真魔先生を紹介して、入学式は終わった。そして、私達は自分達の教室に戻り・・・・・・回答先生から学級委員の説明を受ける。

ふ〜ん・・・・・・生徒会の手伝いに学級委員ねぇ・・・・・・

「それじゃあ、先着三名でやりたい人は手を挙げて!」

回答先生が元気良くそう言った途端、私はある一点に集中する。それは・・・

駸邪の主も手を挙げてる!?

お、おおお、落ち着きなさい、私!落ち着くのよ!!・・・・・・・・・ふぅ、落ち着いた・・・・・・さ、さっきの回答先生の説明の中に主が学級委員になった場合、従者も自動的に学級委員になるって言っていたわね。しかも、それに数に含まれないで・・・・・・という事は、これは駸邪に近付けるチャンス!?

「これで、後一人ね。誰か、やりたい人はいないかしら?」

や、ヤバい!?

「せ、先生!」

私はつい目をつぶりながら、急いで手を挙げる。

お願いだから間に合ってて!!

「はい、恒さんね。恒さんにはパートナーとして燎閃君がいるから、二人・・・・・・っと。もう下げてもいいわよ。」

私はその声を聞いたら、恐る恐る瞼を開ける。・・・・・・・・・どうやら、間に合ったみたいだ・・・・・・ホッ・・・



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あきゅろす。
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