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爆乱奨の日常
弱い男
俺は作業に集中し、孫六の技術を見てどうやったらあの芸当に行き着くか考えながら手を動かしていると・・・・・・孫六が道具の片付けに入った。
俺はそれを見たら、窓の方に顔を向ける。・・・・・・空は夕焼け・・・・・・どうやら、いつの間にか夕方になったみたいだ。
俺も孫六に習い、自分で使った物はしまい片付けていく。そして、終わったら、俺は孫六に軽く頭を下げ、作業場を後にする。

・・・・・・これで今日の授業は全て終わったな・・・

俺は今日一日を振り返りながら、廊下に出る。
授業はたったの三教科。おそらく、どこ探してもそんな学校、ここだけだろうなぁ・・・・・・さて、そのまま食堂に行こうかって、おぉ!!良い女、発見!!
体型がグラマーで鍛えてんのか体が引き締まってる!!なぜか、傘を持っているが、それはまず置いといてなんか危険な香りがするぜ。近づいたら、ただじゃすまねぇような・・・・・・だが、そこに惹かれるぜ!!
「よう、そこの姉ちゃん、今暇か?」
俺はそう声をかけると相手は俺の方に向き、ニッコリと微笑む。・・・・・・顔もよく見れば、可愛いじゃねぇか!
「あら、私の事かしら?」
「あぁ、そうだぜ。俺の名前は爆乱奨!この学園に日本一の花火職人として認めてもらった特待生で新入生だ!」
「奨ね。覚えておくわ。」
「なぁ、あんたの名前は?」
俺はそう聞くと、相手はますます顔を笑顔にしていく。・・・もしかして、脈ありか?
「私の名前は天宮桜華よ。」
「なぁ、俺はこれから食堂に行くんだが、一緒に行かねえか?ここで会ったのも何かの縁だ。色々話そうぜ?」
「ふ〜ん・・・・・・。」
・・・何か桜華が俺の顔をじっと見てきたな。そして、俺に近づいてきてッ!?
「あら、これぐらいの事を耐えきれないの?それじゃあ、断るわ。私、弱い男には興味ないの。」
い、いきなり鳩尾に・・・・・・!!
「もう少し強かったら考えてあげたけど、残念ね。マリー、いるんでしょ?行くわよ。」
・・・マリー?・・・・・・あ、俺の視界に入る廊下の先から金髪の女が出てきやがった。結構、胸があって、桜華と同じで体が引き締まった・・・・・・そのまま俺を無視して、桜華の所に行きやがった・・・・・・あいつも弱い男には興味ない派か?
・・・・・・・・・あぁ、なんだか俺・・・・・・


カッコ悪いぜ・・・・・・



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あきゅろす。
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