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ハプスブルク家の日常
立候補
私は先生方に学級委員への連絡を伝え終わった後、先生方と一緒に入学式の後片付けをし・・・私のクラス『3−F』の担任、ボーン先生と共に教室に向かう・・・

・・・さて・・・私のクラスの中から学級委員になるのはおそらく・・・・・・だけど、もう一人は・・・

私は自分のクラスの中から誰が学級委員に立候補するかだいたいの目星を二人つけ・・・後、一人は誰になるのか考えながら歩き・・・三階の右側にある私の教室の戸の前に着く。そして、ヴェルがそれを開き・・・ボーン先生が入って、次に私が入り・・・従者と共に席につく。
「はい、それではまず、去年と同じく学級委員を決めたいと思います。三人、誰かやりたい人はいますか?」

「やるぜ!」「や、やります!」

ボーン先生が誰か学級委員になりたいか聞くと・・・私の予想通り、暁神兄妹が立候補する。予想通りですね・・・去年も一昨年も私と共に学級委員をやりましたから・・・ただ今回は、私は生徒会長になりましたので一人欠員が出る・・・だから、誰が立候補してくれるかという事が問題で


「・・・私がやります。」



・・・・・・えっ?

「暁神拓也さんと暁神安羽さんと園田美緒(そのだ みお)さんですね。それでは、今年の学級委員の仕事、よろしくお願いします。」

あの・・・ソノダが?・・・いつも無口であまり前に出ないタイプなのに・・・・・・

私は・・・ソノダが立候補してくれた事が信じられず・・・つい彼女の後ろ姿をじっと見つめてしまうのだった・・・



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