[携帯モード] [URL送信]

エシホ学園の日常
客間
それから一行は旅の疲れを癒すかのように部屋で特に話もせずただ座っていた。キャリンは物珍しそうにお茶請けセットを見ていて、メイサはそんな主の様子にすぐに対応できるよういつもの笑顔で待機。駸邪は無表情でずっと・・・前にある襖の模様を見ていた。白い蝶が舞っている様子が描かれてる心休まるものであった。


そんな時間が少し経つと・・・障子が開かれる。三人は迎えが来たのかと見ると、予想通り先ほど案内してくれた女性が座った状態で縁側にいた。
「客間の準備ができましたので案内致します。」
そう言われた三人は立ち上がり、その女性についていく。その姿は来た時みたいにキョロキョロしていなく、学園の時と同様・・・キャリンはすました表情でメイサはニコニコ顔。駸邪は先ほどからしている無表情でただただ歩く。


歩いてから数分・・・縁側から家の中の方に進んだ一行は途中で女性が止まり、ちょうど隣の襖を開く。それにキャリン達は進み歩くと・・・部屋にはもう花凛と優お嬢様一行、そしてレムお嬢様一行が先に来ていた。そして、人二十人ほど入れる場所の真ん中に長机が置かれ、それを囲みながら座っているのを見たキャリンお嬢様一行も習い・・・ちょうど空いている左側に腰を下ろすと、花凛が嬉しそうに笑いながら、声をかける。



18/40ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!