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エシホ学園の日常
早乙女家実家
迎えの車・・・黒い普通乗用車四台が四組の元に来る。一行はそのまま車に乗り、早乙女家の家に目指す。
先頭は早乙女花凛。二台目はキャリンお嬢様一行。三台目はレムお嬢様一行。最後尾は優お嬢様一行で。


車の移動中・・・・・・キャリンはずっと窓の方を向き、その奥にある変わる変わる景色を興味深そうに見ていた。
彼女の瞳にスライドのように映りゆくものは・・・・・・近代からだんだんとタイムスリップするかのように街並みが日本の昔に戻っていき、それが過ぎてゆく。そして・・・・・・窓に映る映像が白い塀に囲まれている所で・・・・・・車が停まる。すると、先頭を走っていた車から花凛が扉を開けて降りる。
それを確認した駸邪は素早く降車し、ドアを持って主の安全を守る。その瞬間、それを皮切りに後続車から次々と人が下車をし・・・・・・二台目以降に乗っていた一行は花凛の近くに行く。それを見た彼女は嬉しそうにニッコリと笑いながら、口を開く。
「ようこそいらっしゃいました。ここが私の実家です。」
花凛はそう言いながら、早乙女家の門構えを見せる。木で作られ、高さはだいたい3Mほどであるが、外国から来た人達にもこれは立派なものだと実感した。エシホ学園とはまた違う厳かさを感じたのだ。


それから、花凛が門を開けそれを潜った後、彼女の案内で本邸に向かう一行。目指す途中で見て歩く庭は白い玉砂利が敷き詰められており、清潔感を漂わせていた。そして・・・・・・門を潜った時から見えていた一階建ての木造建築の玄関に着く一行。そんな建物を見ていた初めて早乙女家に訪れた人達は横に広い家を間近まで来て、中もかなり広いだろうなという印象を持つ。
「それでは、どうぞ中にお入り下さい。」
花凛は後ろの人達にそう言った後、中に入っていった彼女に一行も続けて、ついていく形で行くのであった。



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あきゅろす。
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