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エシホ学園の日常
許可証
それから・・・夕食を食べ終えた一行は寮に戻り、その玄関まで着くとそこで別れる。そして、それぞれ部屋に戻ったら、自身の自由な時間を満喫し・・・・・・夜は更けていく・・・。


・・・・・・・・・それから少し日にちが経ち、ゴールデンウィーク初日の二日前の朝・・・・・・朝のHRにそれぞれの教室の担任から生徒達にゴールデンウィークに関して説明をしていた・・・。


「今日はね。皆に少し説明したい事があるの。」
回答がぽややんとした口調で柔らかくニッコリとした表情で言う。
「皆、知っての通り、ゴールデンウィークまで後二日なんだけど、皆の中にはゴールデンウィークを利用して学園の外に出る人がいると思うの。それで学園側からの指示なんだけど、学園の外に出るには学園長の外出許可が必要なの。その許可を貰うにはね。この用紙に名前と行き先といつ帰ってくるか書いて欲しいのよ。」
回答はそう言いながら、一枚の紙を席に座っている生徒達に向け突き出し、全員に見えるようにそれを持っている右手をゆっくりと右から左に動かす。
「この用紙は人数分、この机の上に置いておくから♪書いたら、私に提出お願いね♪今日出したら、明日には許可証を渡すから♪ちなみに、明日提出したら明後日のゴールデンウィーク初日の朝になって、その時は私は歴史の教室にいるから自分たちで取りに来てね♪ゴールデンウィーク中に提出したい人がいれば、私はその時はいないから学園長に直接提出してね。そしたら、直接許可証を貰えるから。外出許可に関しての説明はこんな感じね。後、もう分かっているだろうけど、外出許可なしで学園の外に出るのは不可能だからゴールデンウィーク中に外出する予定の人はちゃんと書いて提出するように。それじゃあ、私は先に歴史の教室に行ってるわね♪」
回答はそう言うと、廊下に通じる戸に行き開いて、教室を出ていく。そして、閉められるとゴールデンウィーク中に外出を予定している生徒は教卓に近づき、それ以外は次の授業の準備をする。ちなみに、キャリンお嬢様一行は当然・・・
「シンヤ。あの用紙に必要項目を書くのを任せますわ。わたくし達は先に授業場所に向かいますわ。」
「ウィ、モン スェイグナァ。」
駸邪はそう返事するとキャリンとメイサは授業場所に向かうために立ち上がり、廊下に向かう。そして、命令された執事は実行に移すため、教卓の方に行くのであった。



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あきゅろす。
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