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エシホ学園の日常
想い人へ
メイサと別れ、自室へと戻る駸邪。
予定していなかった事をメイドに指摘されたが、幸か不幸か二月にまだ入ったばかり。メイサにも言ったように、一週間前で準備すれば間に合う。

駸邪は間に合う事を再確認すると、安心する。それと同時にある事を思いつく。

(・・・美夏の・・・チョコも・・・作ろうかな・・・)


自分の想い人、恒美夏に対してバレンタインチョコ・・・

それを考えると同時に、無表情でありながらも心の中は焦る。

まだ早いかな?
受け取ってくれなかったらどうしよう。
そもそも美夏は甘い物を食べれるのか?

そんな思考が頭の中に埋め尽くされるも、すぐに首を横に振って掻き消す。

(・・・いつも燎閃が・・・お世話になってる・・・。・・・渡しても・・・何もおかしくない・・・おかしくない・・・)

駸邪はそう自分に言い聞かせ、バレンタインデーに向けての段取りを決めるのであった・・・



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