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エシホ学園の日常

廊下を数分歩き・・・居間に通じる障子の前に着いた駸邪はそのまま開ける。すると、眼前に広がるのは十人ほど食事ができるスペースがある木造のテーブルの上に本を読んでいる長い黒髪を一束にした和服の男性・・・武義がいた。
父親は障子が開くと同時に駸邪が来た事に気付き、息子の方を見る。
「お帰り、駸邪。元気にしてたか?」
「・・・うん」
駸邪は無表情のまま返事し、武義の近くで座る。
「そうか。学園の執事生活はどうだ?ゴイル公のご令嬢だから大変だろう?」
「・・・凄く大変」
その言葉に武義はだいたい分かり満足したのか、駸邪に休むように言う。
「巌鋼達はまだ着かないだろうからな。いつもの部屋は空いてるからそこで休め」
「・・・うん」



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あきゅろす。
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