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エシホ学園の日常
待っていたのは
岩を一つ一つ掴み、崖を下りた三人は自分達の体の三倍ぐらいはある大穴の前に立つ。
一見ただの穴だが・・・あの怪物が住んでいる場所だと思うと、三人は気が引き締まっていた。
そして・・・駸邪が一歩前に出て・・・・・・それに続けて、二人も前に進む。そうして、三人は中へと入った・・・

最初は真っ暗で、駸邪を除く二人は何も見えなかったが・・・目が慣れるにつれ、緊張した顔が驚愕の表情に変わる。なぜなら、両側にビッシリと人じゃない頭蓋骨・・・三人よりもデカい人型の骨が並べられていたからだ。
「・・・綺麗に並べられてるね。・・・まるで、お墓」
二人がその光景を目にした事を確認した駸邪は無表情でそう呟く。どういうものか、教えるように・・・。
・・・その時、駸邪が立ち止まる。それに気付いた二人も足を止める。
・・・その先には、怪物・・・・・・大猿がいた。まるで、三人を待っていたかのようにどっしりと座っていた・・・。
自分達を襲う様子は無いと分かった一行は再び歩き・・・大猿の前まで行く。



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