エシホ学園の日常
思い出しなさい
「あぁ、そうだ」
三人の思いを気にも止めず、返事をする。
その答えに・・・三人はただただ驚愕と恐怖と混乱で言葉を見失っていた。
それを見た真魔は・・・優しい笑みを浮かべる。
「・・・・・・勝てないと思ってるのかい?」
その質問に三人は口では出せないものの、目でそう訴える。それを受けた真魔はクスリと笑う。
「・・・君達・・・怪我が治るまでここにいなさい。ただし・・・何の為に武術を始めたか・・・それだけ思い出しなさい」
真魔はそう言うと、その場から離れ・・・・・・木々の中に消えていく・・・。
それを見届けた三人は・・・・・・絶句。
最初こそ真魔の言う事が分からなかったが・・・・・・徐々に冷静になっていき・・・理解し出す。
そして・・・奨はそのまま寝転び、尖龍はその場で固まり、駸邪は真魔が行った方向を見続ける・・・
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