[携帯モード] [URL送信]

エシホ学園の日常
猿退治
静寂とした空気。聞こえるのは土を踏む音。
曇り空の中、真魔達四人は山の中を歩いていた。一歩一歩転んで土まみれにならないようしっかりと。
・・・そんな中、この静かな登山に耐え切れなかったのか、真魔に話しかける生徒が一人。
爆乱奨であった。
「・・・なぁ、真魔先生」
「なんだ?」
辛いのか少し疲労の表情を見せる奨に対し、真魔は普段と変わらない様子で答える。
「・・・課題って、なにするんだ?」
「簡単に言えば、猿退治だ」
その言葉に奨は怪訝な表情し・・・尖龍も同じく疑問を持ったのか質問する。
「猿退治?」
「そう。退治と言っても、何も悪い事はしていない縄張り意識の強い猿だ。その猿に勝つ事が課題だ」
その説明に駸邪が無表情のまま、真魔に尋ねる。
「・・・わざと縄張りに・・・入るんですか・・・?」
「そういう事だな。まぁ・・・どういう猿かは実際に会えば分かる」



7/26ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!