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エシホ学園の日常
素っ気ない
昨日、奨達と別れた駸邪は早速、山に行くという事で出発前の準備と主に確認をした。迅速に早く、特にキャリンの機嫌を損ねないよう。
準備は簡単。生徒会長に渡された用紙に山でのサバイバルで必要な道具を書き、門にいる真魔に渡す。
そして、確認は簡単に執事の仕事から離れる為の暇を伝える。すると、キャリンは当たり前と言わんばかりに返事をする。駸邪はそれを聞いて少し素っ気ないと感じたが、いつもの事かと思い直す。


そして、今日を迎えた駸邪は真魔から大リュックを受け取る。次に、自分の注文通りに道具があるかを確認。
そんな時、片手で抱えれる程度の大きさの麻袋を受け取った尖龍は駸邪と奨の荷物を見て呟く。
「そんなに荷物が必要なのか?」
それを聞いた二人はそれぞれ返答する。
「いや・・・図書館で調べて、そのまま書いている事を書いたから必要かどうかは分からないぜ」
「・・・うん、必要。・・・山の中で・・・行動するなら・・・これぐらいじゃないと・・・」
二人の言葉にいささか不安な表情を見せる尖龍。すると、真魔が少し笑いながら声をかける。
「三人の荷物の量であれば、山の生活は充分にやっていける。その意味では何も心配する事はない。それじゃあ、荷物の確認が済んだら出発するぞ」



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