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エシホ学園の日常
大きな荷物二つと小さな麻袋
早朝。
朝日が地平線から出てくると同時に、蝉が忙しく鳴く。途切れなく、大きな音を鳴らしながら。
そんな中、門付近で人影が一つ。
残暑が残る暑い中にも関わらず、灰色のコートを着た男性。真魔先生が後ろに大きな荷物二つ、小さな麻袋を背に立っていた。
そして・・・そこに三人の男子生徒。駸邪、奨、尖龍が歩いていく。それぞれ面倒くさそうな雰囲気を出していた。特に奨が顕著に表情にも出ていた。
その時、真魔はある事に気付く。駸邪の服装がいつもと違うからだ。執事服ではなく・・・全体的に黒の服。生地が柔らかそうで、また動きやすそうであった。ちなみに、他の二人の格好は変わらなかった。

三人が真魔の前に立つと・・・先生は軽く笑いかけながら、荷物を前に出す。
「さて・・・それじゃあ、それぞれ荷物を渡そう」



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あきゅろす。
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