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エシホ学園の日常
ミッション アイコンプリィ
流れる水音、水が上から下に大量に落ちる音。
それが絶え間なく聞こえる場所に一つの黒い影。それは音を立てずに移動し・・・ゆっくりと動いている。そして、遂には・・・何かを見つけたのか、止まる。もう一つの影の近くに・・・
「ミッション アイコンプリィ,ロイスト プロフェッサー][任務完了しました、ロイスト先生]
すると、流れるようにだけども力強い言葉・・・フランス語が発音される。
[結果は?]
[港にいましたマフィアは殲滅。後に、警察が来た事を確認し、離れました]
[よくやった。これで連中はフランスで何もできなくなるだろう]
褒められたにも関わらず、駸邪は無表情のまま動かない。ロイストはそんな元弟子である彼の反応はとうに知っているので、気にせず話を続ける。
[これで、お前の名前もこの界隈で少しだけ名が通る。港という限定された場所とはいえ、一人で殲滅したのだから・・・・・・さて、行くぞ。ここにいる理由はもう無いからね]
ロイストはそう言うとゆっくりと歩き出し、駸邪もそれに続く。二人とも、重くだけども高い足音を立てながら・・・



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あきゅろす。
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