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エシホ学園の日常
ゲーム
[商品をポケットの中に入れて、どうするつもりだったんだぁ?]
相手の首元を押さえつけながら、左手で盗んだ物が入れられたと思われるポケットを間探る。対して、男は赤い瞳から自分の目が一本の針で串刺しにされている感覚を覚えながら、震えていた・・・。
・・・そして・・・・・・
[あったぁ〜]
赤い瞳をした男はそう言いながら、袋に密閉されている白い粉を相手に見せつけるように近付ける。押さえ付けられてる人はこれから来る狂気が恐く、汗をドロドロと流す。
[ボ、ボス、どうかお許しを・・・]
[お許しをぉ〜?]
そう気に食わないような嫌に声を上げる。対して、男はただただ・・・これからくる言葉に震えるしかなかった・・・。
すると・・・赤い瞳をした男は何か思いついたのか相手に嫌悪感を覚えさせる嫌な笑みを浮かべる・・・。
[くくっ、いいだろう〜。俺は寛大だからな。今まで一家の為に働いてくれた奴をそう簡単に殺したりはしない]
[そ、それでは[だがしかし、このまま見逃せばうちの一家のルールが曖昧になってしまい、また盗む奴が出てくる。だから、ゲームをしよう。お前を宙吊りにし、その下でこの薬を焼く。すると、どうなると思う?脳がドロドロに溶けて、まともな思考ができなくなるんだ。まるで、天国にいるような気分になる。そして、薬がどうしてもどうしてもどーしても欲しくなるんだ。あ、そうそう。一つ言い忘れていたが、火も強くするからな。焼死か、薬漬けか、解放か。この三つのどれになるかのゲームだぁ]


言い換えれば、生か人形か死。


そう言い渡された男はガチガチと奥歯を鳴らしながら、震える。対して、相手は面白そうに愉快そうに嗤う・・・
[連れていけ]
その言葉がゲーム開始の合図となり、震えていた人は赤い瞳を持った男の部下に連れていかれる。
・・・そして・・・・・・男は・・・アイス・レーターは作業の手を止めていた者達に芯まで響く一喝をする。
[手を止めてんじゃねぇ、おめぇら!!さっさとブツを船から倉庫に入れやがれ!!今夜中にだ!!!]



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あきゅろす。
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