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エシホ学園の日常
勝利は確定
[いや、もう充分だ。次で、我々の勝利は確定だからな。やる意味がない]
そう不敵な笑みを浮かべ、上官は周りにいる兵士に所属の隊に戻るよう指示する・・・と、足音が乱雑し、最初は大きく次第に音が小さくなっていく・・・・・・そして、その場所に兵士が一人もいなくなった時・・・上官が顔でついてくるよう身振りし、歩いていく。その指示に駸邪は無表情で従い、ついていく・・・










◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆











[お前、強いな]


基地内を歩いていき・・・一階建ての建物に入ると同時に、上官が静かに呟く。それを駸邪は無表情のまま、聞いていた。


[特殊な足技を持っているばかりか、投げ技もちゃんと修得している。始めて相見えた相手では必ず勝つだろうな。戦場では通用しないだろうが]
上官がドアを開くとそこは白い壁に、白のタイル。人が二人いるには充分過ぎる広さであった。
[技は見切られれば、それで終わりだ。それに対しての戦術を練られ、結果その先は敗北。さっきのは、足技を見切り、投げ技を兵士達が見切ったから、その後の闘う意味が無いのだ。その先は我々、コマンドサンボの勝利しかありえない。では、どうやってその敗北を覆すか?闘いでは、技は多いに越した事はない。戦法が増えるからな。お前もそれが狙いなのだろう?]
[ご想像にお任せします]
その答えに、上官は鼻で笑う。
[まぁいい。実力は申し分ないようだからな。戦争が起きたら、きっちり働いてもらうからな、モリビトシンヤよ]



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あきゅろす。
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