[携帯モード] [URL送信]

エシホ学園の日常
駸邪の夏休み予定
(・・・これからどうするか)

駸邪はそう思いながら、無駄に広い部屋の中にポツンとある黒いソファーに座る。この夏休みをどう過ごすか・・・


今、駸邪には一つの目的がある。それはキャリンに修得するよう命令された『サブミッション』を習う事。それをするには一つの方法がある。
ダン・ノール将軍にそのつてをお願いする事だ。

ダン・ノール将軍は陸軍の将軍。よって、『サブミッション』を習える話の一つや二つ、持っていてもおかしくない。上手くいけば、明日にでもできるかもしれない。
ただ、一つの弊害はある。それは駸邪が執事であるという事だ。

キャリンが何を思って、駸邪をフランスにそのまま連れてきたかは分からない。ただ自分の持ち物である執事としてというのは、彼女は言っていた。
ただの気まぐれかもしれないが、最低でも使用人の仕事はある可能性が高いと駸邪は考えていた。


その事を考慮すると、『サブミッション』を習える時間が少ないかもしれない。場合によってはやれない事も。
駸邪はまず、どうやってキャリンにその事を聞こうか思考する。
ストレートに聞いても、自分で考えなさいと言われるのが目に見えている。だから、キャリンの機嫌を損ねないよう、習う時間の確保の話に持っていく方法を思案する・・・



7/36ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!