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エシホ学園の日常
ただいま、訓練中です!
パラパラ!!パラパラ!!


「セフレシピタァ!!ヴォゥス ヴィセツ!!」



・・・・・・パン!!



場所はフランス・・・



[くそ!やられた!!]
[だから、将軍に突撃は通用しないって言ったのに。]
建物一階内の部屋のドアの近くに五人の人がいた。
その五人は黒い上下の服を着ていて、その上にタクティカルベストを着ていた。
そして、手には小銃のP90を持っている。
すると、一人が
[・・・全員、一回ドアから離れて。]
そう言うと、他の四人はドアから離れる。
それを確認したら
[一回、俺がドアを全開にして、一瞬ドアを横切りながら撃つ。そして、ドアを横切り終わったら、皆ですぐに一斉射撃してくれ。]
そう言うと、四人は頷く。

先ほどの一人が言った通り、ドアを手で思い切り押し、全開にする。
そして、一呼吸置いた後に転がりながら、ドアを横切り、中に向かって撃つ。
横切り終わったら、すぐに四人がドアの向こう側に撃つが、すぐに発砲音が止んだ。
それを予測していたかのように、四人がドアに集まった間、一人は四人の後ろに回り、音が止んだと同時にまた中に向かって撃つ。
だが・・・

パン!!

[いて!]

一人が片手で額を抑えながら、撃つのを止める。
そして、それと同時にカンカンとバウンドしながら、蟻並に小さいものが転がった。
BB弾・・・。
主にサバイバルゲームで使われる銃の弾が五人の足元に一つずつ転がっていた。
すると、部屋から


「エクストレミテ デ フォーメイション。」[訓練終了。]


そんな言葉が聞こえてきた。
部屋の中は8M程度の正四角形の間取りで、それぞれの壁に一つドアが付けられていた。
そして、ドア付近に多数のBB弾が落ちており、部屋の真ん中には軍服を着ていて、右手には拳銃のSIG SAUER P220を持った白い顎髭を生やし、白髪のガタイの良い老人が立っていた。
その老人は拳銃をズボンに付いている銃入れにしまいながら
[ふむ。前よりは良くなったの。やはり、日頃の訓練の成果が出ておるわい。]
そう言い、銃をしまい終わると
[皆、腹が空いたであろう。それでは、食堂に向かおうか。]
そう言うと、ドア付近にいた人達は建物を出ていく。
ふと、よく見てみれば全員15歳ぐらいの幼い顔をしていた。
彼らは訓練隊員。
幼い頃からこの老人の下でフランスの立派な軍人になるべくずっと寝泊まりし、学校に行きながら訓練していたのだ。
彼らが訓練している場所はパリの郊外にある要塞。
軍事的には、あまり意味がない場所だが、主に兵士の訓練として使用されている場所。
そして、その要塞の司令官は先ほど隊員の訓練の相手をしていた老人。
名前はダン・ノール。
この要塞の司令官及び将軍。
そして、第二次世界大戦時に活躍したフランスの英雄で別名゛魔弾の狙撃手″と呼ばれる人物である。



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あきゅろす。
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