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エシホ学園の日常
校章
「最後に、我が学園の校章の意味を話そう。」
理事長はそう言うと、校旗の所に行き旗を広げる。
「右手に持っている剣の意味は『闘志』。゛何が何でもやり抜く″という意味である。左手に持っている本の意味は『知性』。゛今まで自分が学んできたもの″という意味である。その二つを持つ人は『自分自身』。『闘志』と『知性』でもって、己を作り出すという意味である。そして、周りを囲っている葉は生徒の゛若々しさ″を表すものである。」
説明が終わったのか旗を離し、先ほどまで立っていた場所に戻りながら
「以上が我が校の校章の意味である。」
そう言い終わると同時に三人と向かい合い、理事長は続けて口を開く。
「次は、我輩からの質問である。キャリン。お主はこの学園で何をしたいのだ?」
「自分をもっと貴族らしく磨くために来たのでございますわ!!」
それを聞くと理事長は満足そうに笑みを浮かべながら
「よろしい!それでは、それを己の信念とし、勉学に励め!!次が、最後の質問となるが、お主は特待生としての入学を望んでいるな?」
「そうでございますわ。」
「親からの申請書には自分の持ち物である執事守人駸邪の特技゛銃での狙撃″となっているが、間違いないな?」
「間違いございませんわ!」
「ふむ・・・12年仕えてきて、日本語を指導してきた・・・か。対象としては問題ない。後は、その実力が世界に通用するに値するかどうかである。駸邪の為に、その道の先生と相談しながらあるテストを作った。まずは、そこに向かおう。」
そう言うと、ジャンは扉の方に向かい、開けて出る。
続けて、その後ろをキャリン、メイサ、駸邪という順で退室し、最後に出た人が扉を閉める。
部屋の外に出ると真魔がいて、理事長がそのまま階段を降りると、キャリン達と共に理事長についていくのであった。



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