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エシホ学園の日常
ドンヨリ・・・
ミャー・・・ミャー・・・



「・・・・・・・・・」
ガヤガヤと人が多い喧騒を離れ・・・海と砂浜を一望できるビーチの出入り口付近に座る駸邪・・・・・・そして、うみねこの鳴く声を聞きながら、駸邪はなおも思う。美夏に馬鹿と言われた事を・・・・・・そのせいか、駸邪自身もそうだが、その周りもなぜか暗くドンヨリとしていて・・・彼の範囲に入れば、気が滅入りそうであった。

(・・・美夏・・・・・・)

駸邪は何度も思い起こす。馬鹿と言った時の美夏の表情を・・・・・・そして、なんであの表情をしたのか何度も考え・・・その度に至る結論は・・・

(・・・・・・やっぱり・・・・・・勘違いしたのかな・・・・・・)

マリーと自分が付き合っていると誤解したのではないかと考えてしまう駸邪。状況的に。それが頭に思い浮かぶ度に・・・気分が沈む・・・・・・そして・・・・・・ここにいてもしょうがないから帰るかな・・・と思った時・・・



「よ、駸邪。」



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あきゅろす。
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