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エシホ学園の日常
早朝の出発
それから日にちが経ち・・・キャリンお嬢様一行は行きたい所を決めた後は入念に沖縄滞在の予定作りに励む。と言っても、頑張っているのは駸邪だけだが。キャリンの命令で・・・・・・そして、とうとう・・・・・・



沖縄旅行初日がやってくる・・・・・・









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆











早朝。
蝉と蜩が鳥達の綺麗で可愛い囀りを押さえ、騒がしく煩く鳴く。それは生徒達の眠気を覚まさせるには充分ではあるが、外国人はもちろん聞き慣れている日本人でさえ鬱陶しく゛鳴き止め″と感じていた。もちろん、キャリンお嬢様一行も・・・・・・


「うるさいですわねぇ・・・」
「シンヤ、なんとかならないの?」
「・・・虫の習性は・・・なんとかならない・・・」
「あら、虫ごときに遅れを取る執事は聞いたこと無いです。」
「役立たずですわね。」
「・・・それでは・・・耳栓をされたら・・・どうですか・・・?」
「耳栓をしたら、他の音が聞こえなくなるじゃない。もう少し考えて発言しませんか?」
「頭悪いですわね、シンヤ。」



泣いていい?



そう心の奥底から挫けそうになる駸邪。かなり可哀想過ぎる。
「はぁい、じゃあ、皆揃ったようだから行くわよ♪バスに乗って乗って♪」
そう生徒達が虫の煩さにウンザリしている時・・・それを吹き飛ばすような明るい表情で言う回答先生。その言葉を受けた生徒達はやっとバスに乗れるという安堵感と安心感により足早で乗っていき・・・定員『エシホ学園2クラス』乗車できる、その乗り物に・・・EクラスとFクラスが乗ると・・・・・・乗車口を開けていたバスはそれを閉め・・・列になっていた乗り物は三年生の『AクラスとBクラス』を先頭に発進すると・・・それを順々に一列となってついていく・・・・・・沖縄旅行の始まりであった・・・・・・



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あきゅろす。
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