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エシホ学園の日常
全財産
「はじめまして♪知恵麻里奈と言います♪」
そう・・・拓也が悠矢と消邪に、麻里奈は教科『剣術』の先輩だと伝えると・・・二人は彼女に自己紹介し・・・それを麻里奈は同じように返す。すると、続けて拓也が彼女の紹介を続ける。
「麻里奈は将来小説家志望で『剣術』を含めて、色々な事を勉強しているんだ。確か、両親も小説家なんだよな?」
「はい。私をこの学校に入れる為に今まで貯めたお金全財産、学費に払ってくれました♪」
「なっ、全財産ですって!?」
麻里奈の言葉に驚くはキャリン。なぜなら、彼女の家は払える余力が無いから駸邪という世界に通用する特技『狙撃』を使って、特待生制度で学費全額無料になっている。
「はい♪元々私は両親の影響で四年前から小説家になろうと思いましたが・・・私が書きたい小説はファンタジー物。その為に色んな世界を見た方が良いと思ったんです。それを両親に話しましたら、゛それを勉強する為にはどうしたらいいと思う?″と言われ、自分なりに考えて・・・中学三年生になった時にここの学校『エシホ学園』の事が書かれたパンフレットを見つけたんです♪それを両親に見せて、゛ここに色んな世界を勉強できる方法があると思います″と伝えたら・・・何も言わずに入学を許してくれました♪」
「よく・・・許してくれましたね・・・」
エシホ学園に入学した経緯をニッコリと微笑んだ表情で説明する麻里奈に対し、キャリンは信じられないと驚愕していた。
「はい♪なぜ、許してくれたかは分かりませんが、両親には感謝しています♪おかげで色々学べましたので♪あ、そろそろ夕食に行きませんか?お腹が空きました♪」
「あ、ごめん、麻里奈・・・」


「今、俺たちパトロール中なんだ。」



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あきゅろす。
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