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エシホ学園の日常
予想外
後ろからそんな声が聞こえた三人は振り向くと・・・そこにはフェネ生徒会長一行がいた・・・・・・事に気付いた瞬間、生徒会長はキャリン達の方に歩み寄り・・・
「まさか、こうなるとは・・・沖縄旅行の事が連絡前に漏れていたのは予想外です・・・」
そう訝し気にだけどもやってしまったと分かる表情をしながら言うフェネ。それを見た駸邪はこう思う。あぁ、美由の事だな・・・と・・・
「生徒会長のせいではございませんわ。全てはそれを調べたキョウタニミユという生徒が悪いですわ。」
すると、生徒会長を庇う・・・いや、元から『フェネ絶対』と崇拝の域まで達しているキャリンは当然のようにフェネ生徒会長が正しいと強調する。その言葉に生徒会長は首を傾げ怪訝な表情をする。
「キョウタニミユ?」
「そうですわ。噴水広場で沖縄旅行に関しての新聞を配っていた張本人ですわ!」
「キョウタニミユ・・・『1−G』の学級委員ですね。特待生ではない普通の生徒です。」
キャリンが言った生徒の名前を分析し、フォローするフェネの執事。すると、考えるように右手で顎を抑える生徒会長・・・
「・・・とりあえず、こうなっては仕方ありません。私の予定では各クラスの連絡の速さによって図書館に行く人数は限られると思っていましたが、甘かったです。まずは、夕食時になりましたら、それを済ませる為、生徒達は食堂に行くと思います。その時に図書館からは出られますが、入る事は不可能にし、今日はもう入れないとそこで諦めさせます。そして、明日は図書館に入る事を禁止にし、明後日から図書館に入れるクラスを日毎に決めましょう。ヴェル、あなたはここで夕食時に生徒達が図書館から出始めましたら、そこから入れさせないように。コマは私と共に入れるクラスを日毎に決める作業をしましょう。では「ちょ、ちょっと、待ってくださいですわ!」
フェネは真剣に真面目な顔で自分の従者に指示を出した後、行動しようとするが、キャリンが慌てながらも待って欲しいと声をかける。


「私にも何かお手伝いできる事はありませんか?」



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あきゅろす。
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