エシホ学園の日常
エシホ学園のパパラッチ
それは完璧なものであった。
フランスに住んでいる事。
三人の師を持ち、それぞれから教えを請いている事。
今、ある理由でその人達から逃げている事。
まるで、ずっと駸邪と行動していたかのように彼の事を美由は知り尽くしていた。情報と称して・・・。
それを聞いた駸邪は恐怖を覚える。なぜなら、どんな方法でかは分からないが、美由はその若さで国外にいる彼の事を知る手段を持っているからだ。しかも、信用性のある・・・。
そして、それだけなら駸邪は美由の事を゛侮れない奴″という印象になっていたが、その後の彼女の発言で・・・彼の認識は゛逆らってはいけない人″に変わったのだった・・・。それは駸邪にとって最悪な情報で・・・
「今に見ててね♪絶対に『エシホ学園のパパラッチ』って、呼ばれるようになるんだから♪」
そう気合を込めて嬉しそうに話す美由を見て、駸邪は思う。もう俺にとってはパパラッチだ・・・と・・・・・・その時・・・
「シンヤ。何をやっていますの?」
キャリンお嬢様とメイサ・・・レムお嬢様と麗香が彼の視界に入るのだった・・・
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