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エシホ学園の日常
興味無し
「なかなか無いですわねぇ。」
「そうね・・・もしかしたら、奥の方に置かれているかもしれないわね・・・」
キャリンが展示されている絵を見ては違う事を確認し、すぐに次の作品の方を見ながら言うと、レムも彼女同様にしながら相づちをうつ。ちなみに・・・麗香は一つ一つ絵を見ては心の中に感想を持つが、駸邪とメイサは主と同じように歩く。理由は興味があるのは自分たち、またはキャリン達の作品だからだ。

だいたいにして、二人のお嬢様が絵を始めた理由はフェネに少しでも近づくため。だから、駸邪とメイサもそうだが(彼に至っては今回、強制的だが)、芸術に関してはさほど興味はないのである。フェネの作品を除いては。そんな彼女達と比べたら、麗香はまだ興味を持っている方。元々、彼女の生活においてその分野にはあまり関わらないため、新鮮なのであった。

そんな傍目から見れば゛何しにここに来たんだ?″と言わんばかりに絵を見てはすぐに通り過ぎる一行であったが・・・先頭を歩いていた二人のお嬢様がパタッと立ち止まる。目を見開き、何かを発見したかのように前を見ながら・・・。それに気付いた従者達も足を止め、前方に顔を覗かせるとそこには・・・



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