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エシホ学園の日常
ワクワク感
学舎の食堂にて朝食を済ませたキャリンお嬢様一行は見学のために学舎の一階奥にある・・・『絵』の作品が置かれている場所に向かう。そこには・・・『絵』の教科を受けているキャリンとメイサの他に主の命令で今回、絵を披露する事になった駸邪の作品もある。ちなみに・・・お嬢様一行三人はお互いの絵はどのような作品になっているかは知らない。これはキャリンが後の楽しみという事で見ない事にしたからだ。自分の従者だったら、完璧な作品を用意するに違いないという自信で。後、フェネ生徒会長の真似がしたかったというのもあるが、それはキャリンにとっては内緒にしたい部分である。そんな主の期待・・・プレッシャーなど気にしない二人は自分のできる限りの事を作品に捧げる。自分の主の顔に泥を塗らないよう精一杯に・・・。
だから、三人の心の内は非常に楽しみで溢れていた。

キャリンは従者二人がどんな作品を作ったか。
駸邪はワガママな主を含め、いつもニコニコとしているあのメイドがどんな絵を描いたか。
メイサはあの根暗な執事がどんな作品にしたか。

三人はかなり楽しみにしていた。
一人は面子の為に。
一人はどう変わったか見るために。
一人は嫌みを言えるかどうかのために。
今までとないぐらい期待を寄せる。

そんなワクワク感を胸に・・・三人はとうとう一年生が描いた作品・・・『絵』が展示されている場所に着くのであった・・・



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