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エシホ学園の日常
5月14日第三月曜
それから・・・・・・キャリンお嬢様一行を始め、エシホ学園全生徒達は5月の第三月曜から第三水曜日に行われる『エシホ芸術祭』に向けて、作品作り、研鑽を進めていく。そして・・・・・・学園生活の中でその作業を進めていき・・・・・・



5月14日第三月曜




その最初の日が・・・訪れる・・・









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆










「・・・前々日に・・・貰いました・・・パンフレットによれば・・・お嬢様と私達の作品が・・・展示されている絵は・・・一階になりますが・・・先に朝食を食されてから・・・そちらに参りますか・・・?」


時間は朝の九時。
天気は快晴。雲一つなく広がる青空。そんな太陽の日光が学園内を照らしている晴天下・・・キャリンお嬢様一行は噴水がある十字路の広場にいて・・・駸邪が空は良い天気にも関わらず、それに反比例した暗く淀んだ青い瞳に自分の主の顔を映して尋ねていた・・・


「そうですわね。先に食事をしてからいきますわよ。空腹を感じたまま、行っても楽しくありませんですわ。」
キャリンはすました表情で・・・最後の方は口元をニヤリと少し笑いながら言う。この意味はどう言っているか、わかるわよね?と言っているかのように・・・。
そんな表情を見た駸邪は・・・すぐにキャリンがどう思っているか勘づく。゛逆に満腹になった状態でも楽しめなくなるわよとも言っている″と・・・。
「・・・わかりました、お嬢様。」
駸邪は無表情でそう言うと・・・彼を先頭に学舎へと向かう一行。心に・・・どんな一日になるか楽しみにしながら・・・



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