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灰色の世界の中で。
第1夜 opening

エクソシスト…
 それは
  神に魅入られた者達

彼らは闇より現る
禍禍(まがまが)しきものを
葬るために在る






第1夜 opening






「ねぇ 知ってる?
この教会で人が何人も消えてるんだって」

「ここ 今のは使われてないからお金のない旅人がよく泊まるんだ」

「そして 朝になると旅人の姿はなく服だけがのこってる」

「呪われてるんだよ
だって ここ 2年前にも事故で……………」



仮想19世紀末

 そこは 蒸気に紛れ
 奇怪な事件が
 起こり始めていた



「モア!
ほ ほんとに入るのか!?」

「町の人からこの教会について苦情が殺到してるの!
人間が消えただのなんだの」

モアと呼ばれた眼鏡をかけた女性が答える

「知ってる 呪われてんだろここ?」

体が大きめのおじさんがぶるぶると怯えながらいう

「チャールズ…
それが警官のセリフ?

どうせ誰かが流したタチの悪いホラよ
調べればわかるわ」

「この教会は呪われてなんかない!!」とモアが言うと「わ わかったよ…」とチャールズのだらしのない返事が返ってくる



ギィイィィイイ


「うわ 荒れ果ててるなぁ」

扉を開けると
窓は割れ床も壁も天井もひびがはいっていたり物が散乱していたり

「こんな所にホントに旅人が泊まったりするのかしら」

「ぎゃあ」

「何!?」とモアが振り返るとチャールズの足にこれまた太った猫が…



バサササササ



「なんの音…」とモアとチャールズは音がした方に向く

「うわ…
わあああっ」

沢山のコウモリがこちらに目掛けて飛んできた


スッ


モアの目には真っ赤な手が見えた
急いで猫と伸びてくる手を避ける
ただ追いつかず...


ドンッ


「捕まえた
今度こそ逃がさないぞ」

まだ声変わりが中途半端なのか若干高い声が聞こえた

「ゲホッ」

「え…
に 人間!?
どうしてこんなトコに…」


ガチン


手錠の閉まる音がした

「こいつよくも…
何者だ!!」

とモアが聞くと
頭に布を巻いた白髪の少年が両手を挙げ「その ただの…旅人です…」と答えた

とりあえず話を聞くと
何やら今朝この町に来たみたいでこの教会に物騒な噂があるのすら知らないらしく
あの太った猫に師から預かった大事なモノを喰われずっと探し回ってたらしい
しかも師はインドで失踪
モアが疑いの目で見ていると
「お前のせいだぞっ」
と猫に嘆いている

白髪の少年はまだ子供
嘘も多分言ってない
ただ…
変な子だなあぁぁ…

「とにかく仲間を連れてくるから待ってなさい」

そう言ってモアが部屋を出ようとすると


ギャアアアアアア


と大きな悲鳴が

「キミはここにいて!」と言い残しモアは下の階に行く

すると...

真ん中に大きな穴が空いたチャールズが柱に縛られ死んでいた
顔には星がどんどんと現れてきてしまいに真っ黒になり…

砕け散った

噂通り服だけ残して…

「これは…

そんな…まさか噂は本当に…」

モアが呟いていると いきなり苦しくなった


バッ


と いきなり口をふさがれたと思うとさっきの少年

「気をつけて
この死体のガスは有毒です

アクマに殺されてる」

「あ…」
悪魔…?

モアはそこで意識を手放した



次にモアが目を覚ますとあの少年が捕まっており容疑者とされていた


「名前はアレン・ウォーカー
住所不定 無国籍の未成年者

貴様が殺ったんだろ!!!」

と警部に怒鳴られアレンは「殺ってませんてば!!!」と言った

「それにこの手!
真っ赤じゃねーか 血だろ!」

それはモアも気になっていた
アレンは「元々」と言ったがその手には十字架が埋め込まれていた

警部は何やらビビったようでゴタゴタと言っていた

モアがアレンと事件が起こるまで一緒だったと言うと

「なぜ気絶などした!!モア・ヘッセ巡査!!!」

「そりゃあ気絶するよね あんなの」


……………誰?

知らない間に顔の整った少女がモアの目の前に座っていた




あなたは一体誰ですか!!?


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
スミマセン
主人公ちゃん出番最後だけ((泣
入れられなかったんです!!
原作沿いは難しい…

次回はバンバン出ますから!!


多分

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あきゅろす。
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