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デビサバ2・ジュンゴ、響希



その細い体には大きすぎる力を持った強い、しかし弱い彼。
そんな彼を気にするようになってから、何か気になるようになったのはいつからだっただろうか。

「…響希君…?」

「あ、ジュンゴさん…」

昼なのに暗い廊下に置いてある椅子に座る彼、久世響希の顔色はとてもいいとは言えないものだった。
共に戦ってきた親しい人達の死、それを気にも止めないヤマトの冷酷さ、過酷さを極める戦い。
彼はメンバーの中でも恐らく年少の部類に入るだろう、こんな状況に巻き込まれた上に戦いを強いられているのだ、疲れるのも無理はない。

「顔色悪い…休んだほうがいい」

「…そう、ですね…」

少し俯いた顔は髪で表情が見えないが白い頬はより白く見え、儚く頼りない姿にこのまま闇に溶けて消えてしまうのではないかと不安を感じ、気付けば体は勝手に彼を引き寄せ抱き締めていた。

「あっ、の…ジュンゴ、さん…?」

「……」

抱き締めた体は思っていたより細く、より不安になるが消えないようにしっかりと腕の中に閉じ込める。
触れた髪はふわふわしていて、柄にもなく可愛いなんて思ってしまったのはきっと自分も疲れていたからだろう。

「1人で悩むのは、よくない…みんないるしジュンゴもいる…話聞くくらいはできる…」

「ジュンゴさん……ありがとうございます…」

そう言うと少し笑ってくれた。
彼には笑顔でいてほしい、暗い表情なんて似合わない。

「お腹空いてるなら何か作る…何が食べたい?」

「え?ジュンゴさん料理出来るんですか?」

驚いた顔は年相応に見えて、そんな表情もするんだと安心する。
こんな平和なやりとりが戦い終わっても続きますように。



―*―*―*―




アニメ終わっちゃった…そしてブレイクレコードの発売日延期になった…。
ヒビキのウサミミパーカー可愛い…!
ヒビキとジュンゴが一番好きです…。

2013/7/2



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