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甘い愛には甘いもの【マジボン・ルク翔】
「…その…デートとかどうだ?」





何こいつ、かわいいな。
ということでカフェに来た。
少し田舎を連想させるような、閑静でオシャレなカフェ。







「ご注文はどれにしますか?」
「ミルクティー」
「んー…じゃアイスコーヒーで」

「畏まりました」











「……お前、コーヒー飲めるのか」
「ん?ああ、最初は苦ぇと思ったけど何回も飲んだら案外慣れた。」



「………本当は甘いのが好きだったけど、大人っぽくなりたくて……」



「ふーん…」

こいつ…いじり甲斐ってもんがあんな。
…いいこと思い付いた。
こいつのコーヒー甘くしよう。








「御待たせしました」コトッ

「お、きたきた」
「………」
サッ
「…あ!おい!」


スティックシュガーを開け、コーヒーに投入する。
サラッ「ちょっ…俺のコーヒー……」




1本、2本、3本、……合計8本。

そして、翔悟の口にカップを押し付ける。

グッ「ほれ、飲め」
「嫌だ!!こんな甘いの飲みたくねぇよ!!」
「飲め」



「……うっ、うう……」
翔悟は渋々と飲み干す。


「……うぇ…甘ぇ…」
「……お前は子供のままでいい」
「……?」
「お前の愛は甘い。そんなお前の口に苦いコーヒーなどいらん」
「俺に甘えてもいいんだぜ?」
「〜〜〜っ///////」


そうだ。俺たちの恋は甘い砂糖と同じ。

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