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君の声。
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昼休み、八尾はツグミを問い詰めた。

「なぁツグミ、さっきの三年生、誰だよ?」

ツグミは佐渡の事を簡潔に説明した。

「へえ、地元ラジオの人ね…。ふーん」

あんなに問い詰めたくせに、聞くとあまり興味なさげな八尾。

ツグミは佐渡本人に会えた事を嬉しそうに弁当を食べる。

また会えるかな?

…会えるよね?


次の金曜日がまた一段と楽しみになってきた。





家に帰ると早速番組宛てに手紙を書いた。



そして、金曜日。

夜8時半。

「SeeYouFRIDAY」は始まった。

『皆さんこんばんは。「SeeYouFRIDAY」佐渡奏太です。先日嬉しいことがありました。それは、こんな僕のファンだと言う人に出会いました。まぁ、地元ですからね、僕のこと知っている方もいるかもしれませんが、リスナーに直接会って言われると嬉しいですね。』

ツグミはそれが自分のことだと分かった。

嬉しくて舞い上がりそうだ。

『まず最初に手紙を読みます。H.Nヒロさんから。いつもありがとうございます。「佐渡さん、こんばんは。先日嬉しいことがありました。それは好きな人に偶然会えたことです。まだ気持ちは伝えてはいませんが、いつかその人に気持ちを伝えたいです。」』

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あきゅろす。
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