//Novel 明希菜の家 「今、病院に入院してるおじいちゃんの看病でお母さんが忙しいのは知ってるでしょ?そんな時に私たち姉妹がケンカしてどうするの?」 「で、でも・・・明以菜が・・」 「違う!明希菜が・・・・」 二人はお互いににらみ合う。 はぁ・・二人に聞こえるように大きくため息をつくと 「明希菜、私がご飯作っているんだから、出来るまではつまみ食いとか意地汚い事しない・・・」 「はい・・・・」 怒られる明希菜に向かって、明以菜はベーと舌をだした。 「明以菜!!」 「はい!!」 その様子はちゃんと、この姉妹の一番年上の姉の明日菜の目に入っていた。 ここで自分の名前を呼ばれるとは思っていなかった明以なはビックリして大きな声で返事をしてきまった。 「明希菜の事注意してくれるのはいいけど、あんまり調子に乗らない!!あなたの悪い癖だよ」 「わかった。明日ねぇ・・・」 「「・・・・・・・」」 「はい!反省したならもういいよ、さっさとご飯たべよう〜 オムライスできたから」 出来たばかりのアツアツで卵がトロ〜っとしていてすっごい美味しそうなオムライスをテーブルに置いた。 「「おいしそ〜vvいっただきま〜す」」 見事なくらい二人は同時にオムライスを口に運んだ。 「やっぱり、美味しいねおねえちゃんのオムライス〜」 「うん〜明日ねぇってとっても料理上手だもん!」 さっきまでケンカをしていたのが嘘みたいに二人は仲良く話をした。 東海林明希菜は三人姉妹の真ん中で、 一番上の明日菜【アスナ】大学1年生。 三番目の明以菜【アイナ】中学校二年生 明希菜、高校二年生だ。 そして、この辺りでは結構有名な東海林霊園の孫である。 霊園といっても神社とお寺と一緒になっていて仕事は沢山ある。 従業員は数人しかいなく神主のおじいちゃんが倒れて入院している今、この霊園は毎日人手不足でとっても大変なのだ。 [*前へ] [戻る] |