僕の初恋の初恋。
それは突然で、強引だった(３)
骨が軋(きし)むような強い痛みに歯を食い縛った。
もう嫌だ。こんなの酷い、酷すぎる。
目尻に浮かんだ涙がポタポタとシーツに染み広がる。
それをそっと拭(ぬぐ)い払う彼の指先に身体が震えた。
息苦しさに上下する胸の先端がつ、と優しくなぞられた。
「ハァ、ハァ・・・やッ─────！」
中で浅いところを突(つ)いてくる彼のものがトンと触れた場所が甘く疼(うず)いた。
「今の。気持ちいい？」
首を傾げて彼が笑いかけてくる。
僕は何度も首を横に振った。
「へぇ〜・・・輝智くん、童貞なんだ。真夢ちゃんは好みじゃなかった？」
「ふぇ？・・・な─────ん゛、ゃ・・・ッ」
僕の中で動き回る彼のそれが有無を言わさない。
ただひたすら強く、深く。
今まで触れられたことのないそこを何度も突(つ)かれた。
僕は為(な)す術もなく、荒い波音を立てる快楽の海に溺(おぼ)れた。
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