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僕を取り巻く全てには
飼われる身の在り方(2)
青年が頭の上に被せたままのバスタオルを椅子の背もたれに払い落とすと、少年の立つドアの前まで歩み寄っていく。
優しく握った小さな手を引いて、落ち着きがない様子の彼をベッドに座らせた。立ち上がろうとする身体をまるで子どもを抱っこするかのように脇の下に手を潜り込ませてひょいと持ち上げる。

「顔、赤いね。息も上がってる」
「・・・。」

彼の言う通り、身体が火照(ほて)って呼吸も上手くできない。おまけに頭の芯が朦朧(もうろう)としてきている。
状況が把握できない中、少年の靴はあっさりと脱がされ、気づくとシャツ一枚と下着のみになっていた。シャツのボタンに手を掛けようとする青年と不意に視線が合わさって、少年はようやく我に返る。

「っ・・・ゃ、ぁっ・・・」

何故だか声が上手く出ない。出せない。
手足をばたつかせることすらままならない。

少年が混乱しながらも必死に身をよじって抵抗する中、シャツのボタンが一つ、二つと上から順に外されていく。
はだけた襟元(えりもと)からするりと潜り込んできた青年の手に鎖骨をなぞられて、ビクンと身体が跳ねるとともに声が零れ出る。嬉しそうな表情の滲(にじ)み出た彼の笑顔に恐怖を覚えた少年は、乱暴に視線を外して顔を背けた。

青年は気に留めることなく鎖骨から胸元まで下りていき、指先で軽く弾くように尖った先端を掠(かす)った。

「ゃっ・・・」

必死で堪(こら)えようと両手足でシーツを力いっぱい掴むが、行き場のない快楽をやり過ごすことはできない。

「可愛い。
少しずつ尖ってきてるの・・・わかる?」

くるりと円を描くように周辺をなぞったり、先端の形を変えるように遊ばせたり。そうしてじわじわと少年の身体が侵食されていく姿を眺めることに青年は優越感を感じていた。

今度はゆっくりと彼の中心を辿ってゆっくりと下に下りていく。丁寧に残りのボタンを外し、腕を片方ずつ抜いて、あっという間にシャツを剥(は)ぎ取る。

「ゃ、やッ・・・ぁッ」

恥じらいに上げた悲鳴混じりの声に耳も貸さず、青年は下着の中に手を忍ばせた。
より一層大きく身をよじる少年の隙間を縫って後ろへと手を回す。

「いい子だから力、抜いてて」
「ッ、ぇ・・・!」

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あきゅろす。
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