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*トリップ編
幕開け
入学式が始まり新入生が入場しだす
周りを見れば保護者達が拍手で迎えているその光景を見てすこし切なくなった
式の途中でクラスを言い渡されて私はツナ達と同じ1−Aだった
そして今、全員自分の教室に集まることになったので向かおうとしてるんだけど・・・・・

何階に1−Aの教室はあるんですか?ってか、ドコに・・・・?

闇雲に歩き回るけれど一向に教室にたどり着かない
ずっと同じ場所を歩いている感覚に襲われるけれどそれは間違ってはいないようだ。

「ここ、さっき通った・・・・・」

2−C・・・・これで3回目だわ
いろいろ考えてさっきから行動しているはずなのになぜ?
これも自分の不幸体質が影響しているのかしていないのか・・・

「あっれー・・・ここどこだ?」

─!!

後ろを振り返ると、重力に逆らったあの髪型、大きな瞳。

もしかして──・・・・ツナ!?

気づいたら私は走っていた。今話しかけてもどうにもならないのに
骸やヴァリアーの連中が来るまではあまり関わらないようにしようって考えてたのに・・・
私はやっぱり意志が弱いみたいです。

「ツナっ!!!!」
「え?」

思いっきり走ってツナにダイブしたらツナは大きく仰け反って後ろに倒れた
どこか自分と重ねていたのかもしれないな
ダメツナといわれて何をやってもうまくいかないそんな君・・・・
うまくいったことなんか無くていつも真逆に酷くなる不幸な私と、似ていると感じたの。

「えぇ!?君、だ・・・・れ?」
「私、星名優姫・・・・!!よろしくね沢田綱吉君♪」

あぁ、計画丸つぶれ。おまけに性格はっちゃけてるような気がする、私

--->

これが私とツナとの出会いだった。
その後はなんとか教室にたどり着いかけど先生に怒られちゃった。

「お前らどこ行ってたんだんだ?」

ツナに話しかけるのは多分山本。

「えぇ?いや、迷っちゃってね・・・・」

へぇー。このときから山本とツナは仲がよかったのか

「はじめまして」
「え?」

呼ばれたほうに視線を移す
この子もしかして・・・・・

「私、笹川京子。えっと・・・・・?」

やっぱり!!

「あぁ!星名優姫よろしく!」
「あんたアイツと仲いいの?」

ちょっとからかい口調の花
友達がこっちの世界でも出来た。
やっぱり友達はいいなぁ・・・・・自然と笑顔にさせてくれる
花が咲き誇ったような笑顔の京子ちゃんに、凛として大人っぽい花。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、私が知らなかった物語ももうすぐ終わる。

それは持田先輩と京子ちゃんの噂が流れ始めたから・・・
季節が移り変わりもうすぐ雨の滴る梅雨が始まるから

そんなときに家に帰るとリボーンが居ました。
何ゆえ・・・?

「ちゃおっス」
「ちゃ・・・ちゃおっス・・・・・?」

ちょこんと座布団に座っているリボーンは可愛らしかった
コーヒーマシーン買っとけばよかったかなぁ
お茶とお菓子を出してリボーンの向かいの席に座った

「オレのことは知っているな」

疑問系ではなく確信を持った言い方に私はこくりとうなずいた。

「何で私の家に?」
「ツナたちとお前は必然的に関わっていくことになる。だがこれだけは忘れるな
 ・・・絶対に未来のことを喋るな。お前が知っているということもな」

言うつもり無いよ・・・・
そんなことしたら気味悪がられて、今までと同じ生活が出来なくなるから

「大丈夫。言わないよ・・・・」
「そうか。何か分からないことがあったら隠さずに俺に相談しろよ。9代目からもそのように言われているからな」
「分かった。ありがと・・・・」

もうすぐ始まるよ・・・・マニュアル通りになる世界が
私の知っている世界が・・・


日常編にはいりまーす

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あきゅろす。
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