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ゆぐどら(仮)
□青天霹靂C




『では、私はそろそろ戻らないといけませんので』

「あ、はい。
 本当に有難うございました!」


綺麗な青空だった空は気づけば、オレンジ色に染まっていた。



『あ、今更ですが敬語じゃなくて良いですよ(微笑)

 耀、帰りますよ』


ほんまに今更やね
塚、外で長話?しすぎたわ
意外にも話が弾んでね


「そうだね。
 でゎ僕たちも帰ろうかな

 氷珠霤くん、乱舞[ランマ]くん帰るよー」


あ、あの子乱舞言うんか
確か耀のファンなんだってな


《やだっまだ、カガねぇとあそぶぅ》

《マ、マスター…!》


俺と琉羽が話てる時どうやら耀が近くに居ないと思ったら彼女ン家の乱舞くんの相手でもしていたのか。
むっちゃ懐かれとるやん、流石だね。乱舞くんが耀を絞め殺さんばかりに抱き付いてるからなぁ

さて、どないしよか…。




「ちょ、乱舞くん!?
 カガヤちゃんから離れようねっ」


彼女が乱舞を耀から引き離そうと試みるが、ガッシリと抱きついて離れない乱舞…


《いーやー!!カガねぇといっしょいる! はなれないもんっ》


『…見事に懐かれましたね(苦笑)』


《ら、乱舞君また今度遊びましょう?》

《やッ!ずっといるのっ》


うぜェな
……こ の ク ソ 餓 鬼 ★

プロポーズかよっ



「………。」


何か俺の耀とられそうじゃね?
ってアラ───ン?

琉羽チャンどったのかしらん??



『…あの、琉羽さん?』


乱舞の肩に手を置いたまま動かなくなった琉羽
俯いて表情が見えない、マヂでどないしたんや??



「……あの!!神威さん

 乱舞くん預かってください」


………

…………………

…………………………


…………………

…………

……………………………



………
………………………






…………………………………はぃ?





『それはどなぃ…ゴホンッ どういうことですか?』


「あっいきなりごめんなさい。」

『え、──っと…』


「よかったね乱舞君!これからずっとカガヤちゃんと一緒だね!!
(やった!これで乱舞君の面倒を丸投げできる☆)」


何か今副音声…
心の声が聴こえた気がするんだけどォオオ!?


はァ!?

───え、ちょ!?私何も言っていませんが!?私は 理 由 を お聞きしたハズです!何故会話がぶっ飛ぶんダヨ!!まだ私は彼を引き取るとは──預かるとは言っていません!!

って聞いているのですか!?琉羽くん!」



彼──神威がキレた
途中セリフが素に戻ったのだが周りは勿論、本人すら気づかない。


キレても尚キャラを被ったままでいられるのは感心所だ


そして、



「安心して乱舞君を任せられます!
ありがとうございます!
 神威さん♪」



神威のセリフを完全スルー

彼の言葉は彼女の耳に入ることはなかった。


「乱舞くん。神威さんとカガヤちゃん所で良い子にするんだよ!」


《うん!》


「神威さん、乱舞くんヨロシク!」そう言って彼女はタマザラシの氷珠霤を連れて飛びたった



逃 げ や が っ た !



《ぼく、らんま!よろしくおねがいします。 かがねぇ、かむいにぃ》


乱舞が俺たちにペコッと舌ったらずにお辞儀付き挨拶をした。




『──…はぁ』



捨て置くわけにはイカンからなァ

仕方ない引き取るか…




『耀、乱舞捕まえとけ』



《え?あ、はい…マスター?》



『──私は着替えてから向かいますので、耀は乱舞連れて空灰と家へ戻っていて下さい。確か空灰はデパートの屋上で寝てるハズですから』


《分かりました》


はあ…コレからめんどくせぇな

神威は耀たちに指示を出してから元の姿に戻る為服を取りに移動した。






→(おにいちゃんだれ?)(あ゙?)(おい餓鬼!俺の事は神威じゃなくて香と呼べ)(え?かむいに、…きょうにぃ?)(なんや)((マスター!?))





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