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Weapon Legenders
月夜の戦い‐終焉‐
戦士が構えを解くのを見て、アルセルツも剣の構えを解いた。
「貴様如きに我が呪い、簡単には解けまい」
戦士の瞳が笑った。紅に染まる、この世ならざるその色が。
「―――な、んだと…!?」
アルセルツは目を見開く。その時、戦士は巨大な剣を背負い、彼に背を向けた。         「何処へ行く!?」
だが返ってきたのは、全く違う答えだった。
「忘れるな。人の身体と呪いの絆は、そう簡単には断ち切れぬ。貴様とも、また会えることもな」
だんだん、その姿が遠ざかっていく。アルセルツは追いかけようとはしたが。
「くっ…!」
今頃になって身体の痛みが生まれた。あちこちは疼いている。
そして再び、戦士の後ろ姿を確認しようとした時。暗き道の続く先には、それを捉えることが出来なかった…。
「何だったんだ?あいつ…」
問いかけてみても、おそらく答えは返っては来ないだろう。居場所求めて彷徨う者に行くあてがないように。
遠くで朝日が大地を照らすのを感じながら、彼は傷が癒やせる場所へと歩んだ。そして彼にはもう一つの目的地があった。
邪剣を求めて旅する戦士たちの始まりの本拠地・レグレス地方へと―――。

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あきゅろす。
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